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心響学 知識の章【にっぽんについて】 ~その④ 日本人の価値観 (1)~

執筆者の写真: 学 心響学 心響

更新日:3月6日









こんにちは。


心響学事務局です。


心響学 知識の章【にっぽんについて】のシリーズをお送りしています。


お読みいただき、私たちの国、日本についての理解を深めるきっかけにしていただけると嬉しいです。


今回は、「日本人の価値観」をテーマにお話をします。







◆日本人の価値観について


① 自然観  


日本は豊かな自然に恵まれ、様々な恩恵を受けてきました。

(日本の地形の特徴はこちらで詳しく書いております。)


心響学 知識の章【にっぽんについて】 ~その③ ~


日本は様々な自然の恵みをいただいてきましたが、自然は人々に恩恵をもたらすとともに、時には危害を及ぼします。

日本は災害のデパートと言われるほど、多種の自然災害が起こります。例えば、地震や津波、川の氾濫、土砂災害、台風の襲来、大雪災害、集中豪雨、雹(ひょう)被害などです。





それ故、昔から日本人は自然を愛すると同時に恐れてきました。せっかく植えた稲が豊作となり、あと少しで収穫、となった頃に台風が来て、すべてをなぎ倒してしまう。また、地震による大津波が来て、家も畑も家財道具もみな流されてしまう。

こんなとき、深く嘆き、悲しみ、天を恨む気持ちにもなったかもしれません。でも、それを乗り越えるための知恵を持つようになったのです。


それは、自然を支配しようとするのではなく、自然を敬い、自然に従い共存するという考え方です。





世界をみると、この考え方をしない地域が多くあります。それはキリスト教の地域です。キリスト教では、自然は人間が利用するための存在であるとする考え方(人間中心主義)を持っています。現在、世界ではキリスト教の人口が最も多いので、人間中心主義が当たり前の価値観が多い、と言えます。


一方で、日本人にとって自然は人間を包み人間と共存していくものです。人間は自然の一部であり、自然とともに「生かされている」という発想には馴染みがあります。

命の有り難さに気づいています。

これが日本人の精神性のひとつになっているのだと考えます。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 
 
 

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