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心響学 知識の章【にっぽんについて】 ~その⑦ 日本人の価値観 (4)~







こんにちは。


心響学事務局です。


心響学 知識の章【にっぽんについて】のシリーズをお送りしています。


お読みいただき、私たちの国、日本についての理解を深めるきっかけにしていただけると嬉しいです。


今回も、「日本人の価値観」をテーマにお話をします。





心響学 知識の章【にっぽんについて】 ~その7 日本人の価値観 (4)~



日本人はもともと男性性と女性性の両方の大切さを知っていました。


ヤマト王権が成立する古代日本では「ヒメヒコ制」という男女の共立的統治形態が存在したと言われています。


「ヒメヒコ制」とは「神託を受けるヒメなる女性」と「執行を行うヒコとなる男性」が協働して治めるやり方です。女性と男性は互いに協同して、同権でした。


併せて、日本ではかつて、女性性のことをヒメ、男性性のことをヒコと表現していたことをご存知でしょうか。神さまの名前で木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)など〇〇姫(ヒメ)、猿田彦(サルタヒコ)など〇〇彦(ヒコ)と呼ぶことからもヒメは女性性、ヒコは男性性を表す言葉であることをご理解いただけると思います。



では、ヒメとヒコとはどのような意味でしょうか?


ヒメとは生命体としての人間が本来もっている感覚にすぐれている「調和」、「バランス」、「自然との繋がり」という性質を表します。


ヒコとは一度設定したビジョンや目標に集中し、決断力と自律をもって実現にエネルギーを注ぐ性質を表します。


そして、最も重要なことは、性別が男性でも女性でも、必ずヒメとヒコが一人の人間の中にどちらも存在しています。


一人一人の個性の違いがあるように、身体は女性でヒメの強い人もいれば、ヒコの強い人もいます。同じように身体は男性でヒメの強い人もいれば、ヒコの強い人もいます。

身体は→性別は、


また、年齢や場面によってその人のヒメ・ヒコの割合は変わってきます。


そういった意味で、自分の中のヒメの力・ヒコの力に意識を向ければいいだけです。ヒメしかない人もヒコしかない人もいません。必ず、どちらも持っているので、その力を自分であると知って、使っていくことが大切だということ、得意分野が分かれているので、得意なことで力を合わせて協力して成し遂げていくことの重要性を日本人は知っていたのです。



最後まで読みくださり、ありがとうございます。



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