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心響学 知識の章【にっぽんについて】 ~その⑤ 日本人の価値観 (2)~

執筆者の写真: 学 心響学 心響

更新日:3月6日







こんにちは。


心響学事務局です。


心響学 知識の章【にっぽんについて】のシリーズをお送りしています。


お読みいただき、私たちの国、日本についての理解を深めるきっかけにしていただけると嬉しいです。


今回も、「日本人の価値観」をテーマにお話をします。




 



◆日本人の価値観について


②無条件感謝の心


自然に「生かされている」という発想は、「生きているだけでありがたい」という発想につながります。


日本には自然崇拝が根強くあります。

自然崇拝とは、自然物・自然現象を対象とする崇拝、もしくはそれらを神格化する信仰の総称です。

そして、そこから発展して、アミニズムというものには魂が宿っている、という精霊信仰にもつながります。


日本では、海にも神さま(わだつみ)がいて、山にも神さま(やまつみ)がいて、太陽にも神さま(お天道様)、月にも神さま(月夜見の命)、岩にも神さま(磐座)、木にも神さま(ご神木)がいます。



越木岩神社の磐座(いわくら)
越木岩神社の磐座(いわくら)


日本人はいろいろなものに神を感じています。


お天道様に感謝したり、海の神、山の神、八百万の神に感謝することが根付いているのは日本が、「生かされている」ということを知っている国だからこそでしょう。


“生きていることに感謝する”


人は一人では生きていけません。空気、水、食料、家族や職場の人たち、さらには社会など、自分を取り巻くあらゆるものに支えられて生きているのです。

そう考えれば、感謝の心が芽生えます。


感謝の心が生まれてくれば、自ずと幸せが感じられるようになってきます。

感謝の心を「ありがとう」という言葉や笑顔で周囲の人達に伝えることが、自分だけでなく周りの人達の心も和ませ、幸せな気持ちにしてくれるのです。




誰かに何かをしてもらって感謝することは、「条件感謝」といいます。

その一方で何かをしてもらってありがとうではなく、「在ることが尊い」ことを知ることを「無条件感謝」といいます 。水も電気も食料も当たり前ではありません。


太陽も月も地球も当たり前ではない尊い存在です。「それらに気づき、感謝の気持ちを持って生きましょう」という事を私たちのご先祖さまがずっと大切に伝えてきてくれているのではないでしょうか。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。



 
 
 

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