おでかけ in 大阪
- 学 心響
- 4 日前
- 読了時間: 2分

こんにちは!
フィーロジストの石田ゆみこです。
今回のおでかけでは大阪府の藤田美術館に行ってきました。
以前、藤田美術館には国宝の茶碗がある、と伺い、「国宝の茶碗ってどんな感じなの??」「一度会ってみたい!」と思っていました。
半年前に思い立って、藤田美術館に足を運んだのですが、、、、
そのときはお目当てのお茶碗には会えず💦
勉強不足で、そのお茶碗は常設展示でないことをそのとき知ったのでした💦
さて、今回は綿密に調べて、からなず国宝 曜変天目茶碗に会える!というので、行って参りました!

こちらが日本に3椀しかないと言われる曜変天目茶碗です。
中国で造られて、日本に渡ってきたとされるこのお茶碗の不思議な光は、
やきものを焼く釜の中で偶然にできたものと言われています。
このお茶碗は写真でたくさん見ていましたが、実物をガラス越しに見ると印象が違います。
思っていたより小ぶりで、きっと、持つとまた違う印象になるのでしょう。
学芸員の方が解説をしてくださり、光を当てているからこの色になるのだ、と教えてくださいました。
実際に展示用のライトの光を遮ると青色はうんと少なくなり、また別の表情を見せてくれました。
中国ではひとつも残っていない理由のひとつに、保存状態があると学芸員さんはおっしゃっていました。

この写真の奥にあるのが曜変天目をしまう箱です。
大切な茶碗を入れる箱、
その茶碗の入った箱を入れる箱、
さらにその箱を入れる箱、、、、
合計5つの箱にこの茶碗は守られているそうです!
この曜変天目茶碗が造られたのは12~13世紀とのことですので、それ以降、約1000年に渡って有形のものを壊さないように大切にしてきた方々のご苦労こそが「国宝」なのだと思います。
もちろん、このお茶碗以外にもたくさんの美術品があり、それぞれにその美しさは光を放っていました。
何を美しいと感じるのか、
その作品にどんな想いが込められているのか、
その技術を高めるまでにどれほどの時間と労力をかけられたのか、
そういったことに想いを馳せることができる時間となりました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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