エンリケ・バリオス著の『アミ小さな宇宙人』の朗読と個人的な感想です。
【文字起こし】(漢字表記も含め全て原文のままです)
まえがき
アミのたいせつなメッセージの伝達者としての役割をわたしにあたえてくれたことを宇宙の魂にかんしゃします。メッセージは、受け手にみとめられてはじめて、有効なものとなりえるのです。この本は現在十一種類の言語に訳されていますが、これはじゅうぶんすぎるほどみとめられていること(だと思うので)、とてもうれしく感じます。
アミの読者はすぐに気がつかれると思いますが、日本はわたしにとって、とても意味のある国なのです。世界的に有名で、才能あふれる漫画家のさくらももこさんにイラストを添えていただけるというご好意と、親和力の法則で、アミはとつぜん起きあがりました。
さくらさんはアミに胸をうたれたと書かれましたが、わたしもまた彼女のやさしさと「ももこのいきもの図鑑」に胸をうたれました。 わたしは別の世界の兄弟たちのように遠すぎて目に見えないような世界のものたちにひかれます。さくらさんは小さな虫たちや、小鳥、みみずのような近すぎて目に見えないような世界のものたちにひかれます。わたしは彼女にかんしゃし、このめぐりあわせをひき起こしてくれた宇宙にかんしゃします。まちがいなくこれは数かぎりない人々によろこびと光をあたえてくれることでしょう。
ブエノスアイレス、2000年の春のはじめの日
エンリケ•バリオス
【感想】
『アミ 小さな宇宙人』がこの世に誕生したのは1986年。それから14年後に日本語訳で発売されました。日本語訳が発売されるにあたって、エンリケ・バリオスさんとさくらももこさんの間で行われたやりとりを少し垣間見ることができるようなすてきな「まえがき」でした。
このお二人の間には目に見えない「感覚」を共有していることが伝わってきます。
一人ひとりが生き様を表しています。その人の作品だったり、お仕事だったり、話す言葉であったり、、、全てにその人のエネルギーが表れています。
その微細なエネルギーを感じ取っているこのお二人、もちろん日本語訳をつけてくださった石原彰二さんや徳間書店の担当者の方々も含め、とても優しい世界観で作られていることが、このまえがきだけでも感じられるのではないでしょうか?
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