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【朗読】25)『もどってきたアミ』第7章 地球救済計画の司令官

更新日:5 日前

エンリケ・バリオス著の『もどってきたアミ』の朗読と個人的な感想です。




【文字起こし】

(漢字表記も含め全て原文のままです)


第7章 地球救済計画の司令官


 まどのむこう側に、ぼくの惑星が見えてきた。

 くもや海や密林や砂漠、それらは目の前で急速に大きくひろがり、円盤は闇の部分、つまり夜の地球へとすべりこんでいった。 

 無数にかがやく光のしみ。“上”に見えていたその点は、よく見れば都市の光であった。反対に“下”にかがやいていたのが空の星だった。でも円盤の中では、円盤の床がほんとうに“下”に感じた。

 「人工的な重力だよ」

 とアミが説明してくれた。

 「われわれの仲間が大規模な地震をさけるためにどんなふうにはたらいているか、それをこれから見てみよう」

 月に照らされた海の“上”を円盤は進んでいった。いや正確には海の“下”と言うべきだ。だってまだそのときは、“逆”になったままとんでいたのだから。

 はるか前方に海辺の都市が見えてきた。

 「この地点だ」

 とアミはよこのスクリーンを見ながら言った。

 「潜水しよう」

 まどの外がきゅうにまっ暗になった。

 「いま、海底にむかっている。スクリーンを見てごらん。そのほうがずっとよく見えるから」

 前の旅とおなじように、窓の外はまっ暗な闇だというのに、正面のスクリーンではとても明るく鮮明に周囲のようすが見えた。

 アミは円盤をまっすぐにたて直した。まるで地上をとんでいるかのようだった。下のほうには荒れた山や谷が見え、ときどきそこをとんでいる鳥とすれちがった。鳥に見えたものはじっさいにはいろいろな大小の魚やクジラやイワシの大群で、自分が海の中にいることをあらためて知らされた。でもまるで空中にいるように、すべてが透明に見えていた。

 「ほんとに信じられないような美しさね」

 とビンカが言った。

 「いっしゅんいっしゅん、すべてが美しいよ。ほんとうに見ることを知っているひとにとってはね……」

 遠くの海底に葉巻きのような細長い物体が、水平によこたわっているのが見えてきた。目の前にせまってきてはじめて、それが海底すれすれに停泊している巨大な宇宙船だということに気がついた。

 想像を絶するスケール。それはまるでひとつの巨大な都市のように感じられた。さらに近づいたときには、そのあまりの大きさに目がくらんだ。その物体のはしは遠くに行くにしたがってかすんでいき、はしからはしまでを、いちどに見わたすのはとうてい不可能だった。

 光を発するまどが何千、何万とあることから、内部は何十階にもなっていることが想像できた。

 「これいったいなんなの?これが神!?」

 ビンカは大きく目をむいていた。 


 「地球“救済計画”に従事しているものの中で最大、最重要の、大型宇宙母船だ。たいていは宇宙空間に停泊しているけど、いまはとても例外的な理由があって海底にいるんだ。飛行機のかわりに円盤を積んだ“航空母艦”のようなものと思えばいいよ。そして何干、何万もの人々が泊まることもできるんだ。いつも近くに待機していなければならない。いつおおぜいの人々を救出しなければならないような事態が、起こらないともかぎらないからね。地球のすべての“救済計画”を指揮している司令官もここに住んでいる。じゃ、これから彼に会ってみよう。いったいなんのためにいまここにいるのか」

 アミはそうじゅう桿のボタンを押した。

 スクリーン上にひとりの男の顔があらわれた。すぐに地球人でないことがわかった。その顔はぼくに歴史上の偉大な師たちのイメージを想起させた。

 内面からにじみ出る静けさ、落ちついた至福の表情、平穏さをともなったあまいふんい気は、地球に住んでいるどんなひとよりも、はるかに美しく見えた。オフィルでだって彼のような容貌のひとはひとりも見なかった。にもかかわらず、善意に満ちあふれた、とても大きなその目と視線をのぞけば地球人そっくりだったので、すぐに親しみをおぼえた。

 「きみたちにわれわれの兄弟、司令官を紹介するよ」

 とアミが言った。

 スクリーン上の男はきみょうな言葉でぼくたちに話しはじめた。すぐに翻訳器がその訳を伝えてきた。

 「やあ、ビンカとペドゥリート。われわれの母船へようこそ。わたしが地球“救済計画”のすべての管理を任されている責任者です」

 

 「よ、よろしく……」

 ぼくたちはふたりとも小さくなって言った。

 話をすると、彼の顔は満面、せんさいこのうえない微笑におおわれた。

 「では、わたしのへやできみたちを待っている……」

 そう言うと、スクリーンから彼のすがたが消えた。

 まどの外を見た。ぼくたちは巨大な母船の腹部にあるわれ目にむかって近づいていた。

 母船のはらと垂直なむきに方向転換すると、円盤は吸いこまれるように中に入っていった。

 海水からぬけ出ると、それほど大きくない完全にかわいた空間があらわれた。アミの円盤とおなじような小さな円盤が何機も停止していた。ぼくたちの円盤が着陸しているあいだ、水門のとびらが入ってきたばかりの穴をふさぐのが見えた。

 「じゃ、おりよう」

 アミは立ちあがって言った。

 「……ということは、外に出るっていうこと……?」

 ぼくは、少しとまどって聞いた。

 「そうだよ。これから司令官に会いに行くんだ」

 アミに質問したいことが山ほどあったけれど、彼はぼくたちをすぐに円盤の出口へとむかわせた。

 出口が開くと、そこにはいつの間にか階段があらわれていた。おりていくと円盤が三本の脚によって支えられているのがわかった。はじめてアミの円盤が“着陸”しているのを見た。いつもは空中に停止している状態ばかりだったんだから。

 ぼくたちはとびらのほうにむかって歩きはじめた。近づいていくととびらは自動的に開き、そのむこう側に光りかがやく長いろうかがあらわれた。天井はとても高く、凹面になっていて、淡いクリーム色の光を自ら発していた。床はゴムに似たやや弾力性のある物質で、やはり明るいブルーの美しい光をはなっていた。かべはやわらかく不透明な物質でできていた。

 いくつもの大きなとびらがあった。なかには、見たこともないかがやく文字でなにかが書かれたとびらもあった。

 「それは、“宇宙親交”の言葉で書かれているんだよ」

 とアミが説明してくれた。

 「ぼくはまた、それぞれの世界が独自の文字をもっているのかと思っていたよ」

 「そのとおりだよ。でも、すべての人々が理解し合えるように共通の言語も使われているんだ。とくに文字はね。みんながわかるように人工的につくった言葉なんだ。すべてのひとが子どものときから勉強しておぼえるんだよ。書くことのほうが話すよりもずっとかんたんなんだ」

 「どうして?」

 「さまざまに異なる人類の話とのどと声帯がすべておなじ構造をしているわけではないからね。あるひとたちにとっては、とても発音しやすい音が、別のひとたちにとってはとてもむずかしい。ちょうど中にとって“R”の発音がとてもむずかしいのとおなじようにね」

 「なに?その中国人って」

 とビンカが聞いた。

 「地球のある国のひとたちだよ。目がこうなっていてね」

 と言って、ぼくは両眼の目じりをつりあげた。

 「まあ、かわいい!」

 とビンカが言った。

 三人とも笑った。

 ろうかのつきあたりに近づくと、正面にかなりはばのひろいとびらがあった。ぼくたちがその前に立つと自動的に開いた。エレベーターだった。

 中に入ってボタンをさがしたけど、それらしきものはどこにもなかった。

 アミがひと言、「司令官」とだけ言うととびらが閉じた。軽い振動を感じ、上昇していったかと思ったら、とつぜん、よこに動き出した。それはなんとエレベーターどころか、どの方向にも自由に動く乗りものだった。

 「この乗りものは、空気中やあらゆるものの表面に付着しているすべての細菌を殺す放射線を発している。だからここの乗組員がきみたちのもっているウイルスに感染する心配はまったくない。それにすべての乗組員は“親交世界”にもどる前にはかならず“消毒”を受けることになっているんだよ」

 とびらがあいた。でも、それはぼくたちの入ってきた正面のとびらではなく、うしろのとびらだった。まるで夢の中に出てくるような美しい大広間がそこにあらわれた。

 室内にはいろいろな色やかたちのめずらしい植物がたくさんかざられていた。どうしてだか知らないけれど宇宙船の中に植物があるなんて、いままでいちども想像したことがなかった。

 どこに光源があるのかはっきりしないけど、さまざまな色調の照明が室内を照らし、室内全体には黄金のふんい気がかもし出されていた。サロンはガラスでいくつもの空間に小さく区切られていて、水がわき出す泉があった。何段にもなった滝が、石や苔や自然の水草のあいだを心地よい水音をたてて流れ落ち、見たことのない魚や小さな生物がとびはねていた。

 「なんて美しいんだこと!」

 ビンカは感動して言った。

 「進歩した魂は美でかこまれていることが必要なんだよ。自然よりも美しいものはないからね」

 とアミが言った。


 ぼくたちは内部に進んでいった。

 左側にある短いろうかを通りぬけると、さっきスクリーンであいさつした司令官が立っていて、ぼくたちをむかえてくれた。彼のうしろには巨大なまどがあって、そこから石や植物のあいだを流れる小川が見えた。その背後には青い太陽が小さな山のうしろにいままさに沈もうとしていた……。

 それが船内のひろいスペースにつくられた人工的な風景だったのか、それとも別のなにかだったのか、そのときははっきりわからなかった。


 アミはあとになって、司令官は自分の故郷の風景を思い出すのが好きなので、それを再現しているのだ、ということを説明してくれた。でも、あの巨大な大まどがなんとスクリーンだったとは、そのときはまったく想像すらつかなかった……。

 司令官は白い服を着ていた。アミの服によく似ていたけれど、ずっとゆったりしていて、くびや胸の一部は露出していた。背丈はおそらく一メートル九十五センチは下らなかっただろう。まるで、からだ全体から光をはなっているように感じた……。

 アミは、ぼくたちにもっと彼に近づくようにと言った。ぼくは尊敬の念と一種の畏れの気持ちでいっぱいで、はじ入りたいほど恐縮していた。だって、アミのおかげで自分が欠点だらけだということがわかっていたし、あんなにも純粋な後光が射しているようなこのひととくらべると、ぼくはほとんどブタとおなじくらいのレベルしかないと……少なくともあのときはそう感じていた。

 彼はとてもやさしい落ちついた声で言った。

 「他人と比較するのは、ときにはいいこともある。でも、害になるばあいも少なくない」

 彼は、アミとおなじようにひとの考えていることをキャッチすることができた……。

 ビンカは司令官を前にして一種のトランス状態におちいっていた。彼女は彼の前に進み出て、彼の手をとり、口づけをして、ひざまずこうとした。

 「そんなことはやめなさい」

 と言うと、司令官はビンカの手をひいて彼女を起こした。

 「わたしはきみとおなじ奉仕する者、きみの兄弟であり、神を愛するものだ。ひざまずくのは神の前だけでいいんだ」

 司令官の言葉に感動したビンカは、目になみだをためていた。

 「われわれの上にはいつもだれかがいる。そして下にもいる。上のひとの忠告はよく聞かねばならない。また、下の者には指導してあげなければならない。わたしは上の兄弟の教えをよく守っている」

 「司令官の言う“上”とか“下”とかいうのは、進歩度のことだよ」

 とアミが説明してくれた。

 司令官は、流線型をした、まるで“宇宙づくえ”とでもいうような、とてもモダンな家具のところへ行き、そのむこう側にすわった。

 「わたしはこの惑星に、きみたちとこのコンタクトをするためだけにおりてきている」

 司令官がどれほどたいせつなことを言ったのか、このときぼくはその重要性をまったく理解できていないでいた。宇宙規模の計画を率いる司令官が、何千、何万という数の宇宙人を乗せた都市のように大きな宇宙母船で地球にやってきた目的が、たんにふたりの子どもと話をするためだったとは……。

 アミがここで言葉をはさんだ。

 「きみたちは、それぞれの世界に司令官のメッセージをもってゆく。これから彼の言うことは、地球やキアにとってとてもたいせつなことなんだよ。彼は、キアの“救済計画”をひき受けている兄弟と連絡をとり合っている。ふたつの星はとても似たような状態にある。じゃ、司令官の言うことをよく聞いて」

 司令官は話をつづけた。

 「すでに言ったようにきみたちは、それぞれの惑星の巨大な宇宙進化計画の中に組みこまれている。この計画にはとてもおおぜいの奉仕者が参加している。すでにきみたちの世界へ生まれ変わっているひともいる。でもその中には、そのことにまだまったく気づかないでいるひともいれば、意識的に参加しているひともいる。もちろんきみたちの惑星よりも進んだ世界の兄弟も、この救済計画の使命をになっている。それから別の兄弟、もう有限の肉体から解放されている別の次元のひとたちとも緊密に協力し合っている。みな、時間ぎりぎりまで、われわれが借り受けている肉体のさいごのときまで、さらにはもう肉体のない別の次元にうつってからも、はたらきつづけている。なんの報酬もあてにしないこの仕事は、ただわれわれの意識の命ずるまま、ただ愛によってのみなされていることなんだ。

 きみたちは、もうとても重大な、深遠な変化が、近づいているということを知らなければならない。われわれはその変化がひき起こすネガティブな衝撃を、できる範囲でさけられるようにはたらいている。でも、そのほかのことはきみたちじしんでやらなければならない。

 それからまた、宇宙の生命を動かしみちびいているのは、創造者の精神の力であり、それはすべて愛であるということも理解しなくてはならない。もしきみたちが愛にしたがって生きていないとしたら、宇宙のあるべき方向に反して行動していることになる。とうぜん、きみたちの個人の生活や社会的関係、そして国際関係も調和をたもつことはできない。

 多くのひとたちの神の法に対するいちじるしい無知が、これら痛々しい状況を生み出す原因であり根である。このまま放置しておけば、それはついには全滅にまで至りかねない。

 だから、われわれはきみたちのすべての国の、できるかぎり多くのひとたちに正しい教えとみちびきの霊感をメッセージとして送っている。受け取るひとの個人的な信仰によって、なかにはかなりわいきょくされてメッセージが伝わってしまうこともさけられない。それがさらに混乱と失望を生み出す。それでも、少しずつ、日に日にすべてはっきりとしていくことだ。

 文学作品や音楽、映画やそのほかいろいろな文化的な表現にも、インスピレーションをあたえている。メッセージの普及に役立てられるものなら、なんでも利用している。これは意識変革のためのひとつの愛の種であり、“大きな出会い”のための準備でもあるんだ」

 アミは、司令官の言ったことをさらにわかりやすく説明するため、言葉をはさんだ。

 「いつまでも、きみたちは、宇宙の兄弟とバラバラでいるわけにはいかないということだ。不正や暴力や分裂から脱したとき、そして宇宙のもっともたいせつな原理である“愛”に対する無知を脱したときには、“親交世界”に仲間入りできるんだよ」

 ぼくは、自分の周囲に住んでいるひとたちを思いうかべ、ため息をついて、たぶん、それが実現するのは五千五百年ぐらいあとのことだろう……と思った。

 司令官はもちろんぼくの考えを“聞いて”いた。

 「もしも、なにも変わったことが起こらなかったとしたら、数千年の歳月が必要かもしれない。あるいは、けっして変わらないかもしれない。でも、いま、近づきつつある現象は、どんな説によっても満足な説明がされない。そのときには、われわれの言った言葉を、そして同時に、むかしの師やいまの師によってあらわされた言葉を思い出すべきだ。

 さしせまった破壊から、ゆいいつきみたちをすくう方法は、愛の普遍性――(愛が全宇宙でいちばん重要なものであるということ)――を知ることであり、愛によってきみたちの人生のすべてが支配されているということを理解することだ。もし、それにしたがわないならば、生きのびることはできない。

 われわれは、ただそれに値するひとたちだけを救出することになる。“麦”は“毒麦”と分けられる(訳注:マタイによる福音書13章25-30節)。われわれが奉仕しているこの計画は、永遠のときから創造主によって考案され公布された神聖な計画だ。そして、われわれはその執行者というわけなんだよ」

 司令官は立ち上がった。

 「わが親愛なる子どもたちよ、これですべてだ。では、これから、この惑星のこの地点でぼうだいな人命の損失を防ぐための仕事を指揮しているキャプテンに、バトンタッチしよう」

 ちょうど、そのとき、司令官がいままさに話していた人物が入ってきた。キャプテンと呼ばれるその人物は、ぼくたちの小さな宇宙人が着ているのとおなじような服を身につけている。司令官ほど背は高くない。

 「目の前にせまっている大地震の規模をどうやっておさえているのか、その作業を見学してもらおうと思います。では、わたしのあとにつづいてください」

 とキャプテンはとてもやさしくていねいに言った。

 「では、元気で!」

 と司令官は、その大きな手をぼくたちのかたにそっとのせて言った。

 「あ、そう、それから、きみたちはいつも保護されているということを忘れないように。わたしたちがいつもすべての危険からきみたちを守っている。だからけっしてこわがらなくていい。でも分別をこえた行動に対してはわれわれはなにもできない。われわれの保護できる範囲にもかぎりがあることも知っておかなければならない。

 それからわたしのメッセージをきみたちの本に書くことも忘れないように。もし、われわれに許されるなら、この宇宙船からスピーカーを通して、またきみたちのラジオやテレビの放送を通して、きちっと知覚化できるかたちで声を大にして宣言したいところだよ。

 でも、ざんねんながらそれは許可されていない。ただわれわれの友愛の言葉を、すでに目ざめはじめているきみたちの特別な内的なチャンネルを通して送ることしかできない。まさに進歩し救済されるためにはどうしても発達させなければならないこの内的な感覚を通してね。そしてこの感覚がいまだにじゅうぶんに発達していないことが、われわれが公にすがたをあらわすことができないもうひとつの大きな理由でもあるんだよ……。そのことをよく感じ取ってほしい」

 エレベーターのとびらの前まできて司令官がさいごに言った言葉はこうだった。

 「わたしの愛する上の兄弟が、きみたちの世界の苦しみなやんでいるすべての人々にその大きな愛を伝えるように、とわたしに依頼してきている。そして人類が出現した日から、一日たりとも休むことなくはたらいているということ、そしてそれは人類が平和で幸福に暮らせるようになるまで、つづけられるということを知ってほしいと言っている。だから、きみたちも休んでいてはダメだ。なぜならきみたちはみな、神の手であり、口でもあるのだからね。じゃ、また。元気で」






【感想】

 この章を読んで、ペドゥリートとビンカの使命(ミッション)がついに明らかにされました!二人の使命は地球やキアという二人が住んでいる星の規模でもなく、全宇宙(太陽系も銀河系もそれ以外の想像できないほど広い宇宙)のテーマであるということ。とんでもない規模の重要なお役目があるということ。そして、これを読んでいるあなたも、同じお役目があること。


 しかも、なんと!とてつもない規模だったことがわかって、ワクワクしています。これはファンタジーの世界のお話しなのに、きっと現実でも有りうるな、と思うから不思議です。何度も、ファンタジーだと思うようにしていましたが、絶対に現実に同じことが起こっている、としか思えないのです。そう思わせてもらえる秀逸な作品に出会えたことに感謝ですね!


 この章で最も印象的なのはこの部分だと感じています。


さしせまった破壊から、ゆいいつきみたちをすくう方法は、愛の普遍性――(愛が全宇宙でいちばん重要なものであるということ)――を知ることであり、愛によってきみたちの人生のすべてが支配されているということを理解することだ。


 この司令官の言葉の意味を少しでもいいので、今ジブンの目の前にある現実と繋げていきたい、と強く思いました。そして、そのやり方や具体例は人それぞれ違うので、みんなの体験や気づきを持ち寄って分かち合えば、それはすごく意味があることだな!とも思いました!

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